終末のワルキューレ 1巻 (ゼノンコミックス)

購入時既刊の3巻まで読んだが、各所で評価されている割に読んでいてそこまで面白くないかなぁというのが正直な感想。この手の対戦バトルなんてのは、メディアを問わなければ昔からあるジャンルだし、漫画作品としての元祖論などを論じる愚は犯す気も無く、神対人間もそれこそ古代からメジャーなテーマだ。だから、パクりとかパロディとか云う話はする気はない。まぁ、この手のの有名作品のパロディとして読んだ場合でも、本作が優良かと問われれば、そうでもない微妙としか言えないのも確かだが。読めないレベルではないのだが、バトルの展開や決着がそこまで面白くないし、ギャグとしてもそこまで面白くない。全体的に中途半端な印象が強いのだ。出場面子を見るとバトルのバリエーションは色々ありそうだが、今のところそれはあまり見られない。設定として、今のところ一神教の神が出ていないものの、人間側でアダムを出した事で、神側の設定で色々と齟齬が生じそうでならない。(バイブルは多数の宗教の聖典であるが、その宗教は基本的に一神教で、しかも他の神を認めないものばかり)歴史や神話上の人や元人のバトルものは多いが、神と戦わせる事で他との違いを出そうとしたのだろうけど、色々と滑っていると云うか、上手く回ってないとしか言えないのが現状。特にアジア圏は人間の神格化が多いので、基本設定の時点で色々とツッコミどころが出るのは明白だと思うのだが…