一生もののおしゃれが身につく10のルール100のコーディネート

スタイリストさんやファッションリーダー達が出している数ある指南書の中で、本屋さんで手に取ってみて、品があってセンスがよい本だなと思いました。（ポイントがあったので、こちらで購入しましたが）道理で、マリソルの人気スタイリストさんの本だそうです。そのせいか、構成が「KKcloset菊池京子365日」に似ています。「ベーシックでおしゃれ」なこのスタイリング達を生かせるかは、髪・肌の艶、スタイル（体型）のキープ、所作にかかっているのではないかと思われます。シンプルベーシックは諸に自分が出ます。化粧で作りすぎると、却ってちぐはぐで浮きます。元にかける手を抜いていると、ただ普通の人が普通の服を着ているだけ、という状態で終わってしまいそうです。それくらい、落ち着いているというか、ベーシックな形と色で成り立っている地味めな印象です。中でも、著者が推すのは「ベージュのＶネックセーター」。一歩違えば、おじいちゃん世代ご愛用ラクダの…に見えてしまう危険なアイテム、それが女っぷりを上げると。いやいや、私たちは、ねずみ男のトレードマーク「グレーパーカー」を克服してきたではないですか。残念ながら、ベージュセーターを実際に着こなしている写真がないので、自分で女っぷりを上げる術を研究するしかなさそうです。ベージュセーターは私も長い間回避して来たので（自分に合うベージュカラーと形を探すだけでも大変そう）、敢えて、これを当面の課題にしようと思います。「流行が変わっても、年齢や体型が変わってもゆるがない」と本の紹介にありますが、流行と年齢はよしとして、でも体型が変わるとどうかなという気がします。編集者さん達と私の考える体型変化レベルに大きな差があるのかもしれません（笑）成り立ちが上品ベーシックなので、これをもとにその人なりの一匙の個性を足すことができれば、素敵に輝けそうな、そんな印象を持ちました。著者の勧めるアイテムを１つ１つ自分なりに追及していくと、また世界が開けるかもしれません。